サーカスTCは、インナーが無く、夏場の虫に対しては完全無防備です。
昼間なら我慢できても、夜、ランタンをつけると虫がわんさか寄ってきて気持ち悪いなんて経験のある方いらっしゃるんじゃないでしょうか?(私がまさにこれでした😱)
そのまま寝ようものなら、虫が口の中に…考えたくもありません。
そんなとき、純正のメッシュインナーを利用する以外にも、別のテントをサーカスTCの中で設営するカンガルースタイルという技があります。
サーカスTCをリビングとして使いつつ、寝るときはカンガルーテントで寝る。といういいとこ取り。
そんなカンガルースタイルのメリット、デメリット、サーカスTCにオススメのカンガルーテントをご紹介したいと思います。
カンガルースタイルのメリット
虫をシャットアウトできる
フルメッシュ・フルクローズのテントを寝室として利用することで、寝室に虫が入ることを防げます。リビングスペース虫は避けられませんが、寝室にさえ虫が来なければ、安心して眠りにつけますね。
寝室の暖気を逃しにくくなる
サーカスTCをフライシートとした二重構造となるため、寝室が外気に触れず暖気を逃しにくくなります。ただし、カンガルーテントがメッシュの場合、空気が素通りしてしまうのでこの効果は期待できません。
純正のインナーより安く用意できる(かも)
純正のインナーシートは1万円を超える価格ですが、すでにお持ちのテントや、格安のテントや蚊帳を買うことで、純正より安く用意することができます。
カンガルースタイルのデメリット
荷物が増える
当然ですが、テントを2つ持っていくことになるため、荷物が増えてしまいます。車ならさほど問題ではありませんが、バイクの場合、ただでさえ大きいサーカスTCにテントが増えるため、苦労します。バイクでは、カンガルーテントはコンパクトになる蚊帳にした方が良いかと。
設営・撤収が手間になる
サーカスTCの一つの売りに設営が簡単なことがありますが、カンガルーテントの設営に時間がかかることも。撤収にも手間が増えてしまいます。ただ、手間よりも虫をなんとかしたい人が大多数だと思います。
サーカスTCに入るインナーテントのサイズの検証
公式に掲載されているサイズから計算すると、2720mm × 1880mm(薄い赤色)がインナーテントの置けるエリアになります。
ただし、公式のサイズはスカート含むサイズだと思われ、さらにワンポールテントなので傾斜のことも考えないといけません。
色々調査してみると、スノーピーク アメニティドームSのインナーや、DODのカンガルーテントSサイズがジャストサイズとのこと。
それを考えると、2200mm × 1500mm(濃い赤色)を一つの目安として考えた方が良いでしょう。
カンガルースタイルにオススメのテント(蚊帳)
上記サイズ(2200mm × 1500mm)と、キャンパーさんの実績を参考に、サーカスTCにぴったりなテントや蚊帳を紹介します。
テンマクデザイン モノポールインナーテント
テンマクデザインからサーカスTCにぴったりの自立式のインナーテントが発売されました!その名も「モノポールインナーテント」
フルクローズ式で、前面にある入り口部分のみメッシュにすることが可能。メッシュは1箇所だけなので、風通りはあまり良くないかもしれません。
2020年3月には、フルメッシュのモノポールインナーテントが発売されますので、2つ買って、夏はフルメッシュ、冬はフルクローズと使い分けると良いと思います。
サイズが2100mm x 1000mmと、完全に一人用ですので、デュオキャンプでは二つ必要になりますが、プライベート空間ができるというメリットも。
人気があり過ぎて入手困難なので、見かけたら即購入しちゃいましょう!
テンマクデザイン×キャンパンダ パンダ レッド
サーカスTCと同じテンマクデザインのパンダ(TCではない)です。パンダであれば、丸ごとサーカスTCに収まります。これが本当の親子カンガルースタイルですね。
フライシートがある分、寝室の暖気を逃しにくく、広さとしては、ソロ専用になると思います。
2200mm × 1500mmのサイズからはオーバーしてますが、実際にパンダをインストールしたブロガーさんがおられましたので入ることは間違いありません。
なお、サイズが一緒なパンダ ライトというキャンパンダ パンダ レッドよりも軽量なテントも発売されています。
DODカンガルーテント S(販売終了)
カンガルーテントのために作られたテントです。DODは隙間のニーズに差し込んできますね。
ワンタッチ構造のため設営も簡単です。全方位メッシュですので、暖気という点では期待できません。
どこも完売しており、人気のほどが伺えます。広さは、2人なら十分寝れるスペースがあります。
Instagramに写真がなく、実際にサーカスTCで利用されているブロガーさんの記事を見つけたので紹介します。
残念ながら、本商品は販売終了となっています。
スノーピーク アメニティドームS インナー
アメニティドーム SのインナーがサーカスTCにぴったりです。こちらはメッシュ、フルクローズの両方に対応しているので、4シーズン使えます。
ネックはお値段が高いこと。カンガルーテントとして買うには勿体無いテントです。スペックでは、3人用ですが、実際は大人2人が限界だと。
Instagramに実際に使用されている人がいらっしゃったので紹介します。
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FLYFLYGO モスキートネット
3000円で買える格安の蚊帳になります。Amazonにはもっと安い蚊帳も売ってますが、グランド部分にもシートがあるのはこれだけです(多分)。
サーカスTC室内の留め具部分へガイロープを張れば、ポールがなくても設営できます。幅125cmなので、2人で並んで寝ることも可能かと。
Instagramに実際に使用されている人がいらっしゃったので紹介します。
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Luxe Tempo 2人用 4シーズンテント(販売終了)
12,000円と高価ですが、フルクローズで自立する一番安いものとなるとこれが候補に上がりました。これより安いテントも探したのですが、どうしてもメッシュクローズしか見つからず…(知ってる方いらっしゃったらぜひ教えてください)
カンガルーテントを暖気のために利用するのであれば、メッシュクローズの「FLYFLYGO モスキートネット」よりもこちらを購入された方が幸せになるのではないでしょうか?
フルクローズに対応したインナーテントってレアなんですねー
テンマクデザイン パンダTC インナー
サーカスTCのポールに引っ掛ける形で連結が可能です。虫を避けるためなら十分な役割を果たしてくれます。
こちらも新しく買うには、お値段が高く勿体無いですが、すでにお持ちの方なら流用するのはありだと思います。小さいのでソロ専用ですね。
また別途記事を書いて見たいと思います。
まとめ
テンマクデザインから純正のカンガルーテント「モノポールインナーテント」が発売されたので、まずはこれを選んでおけば間違いないかと。
ただし、人気過ぎて手に入りません…
いますぐ必要であれば、「FLYFLYGO モスキートネット」が、値段も3,000円とお手頃価格です。バイクの方にもおすすめ。
冬にも利用するなら「Luxe Tempo 2人用 4シーズンテント」。フルクローズドなので風も一切通しません。メッシュクローズにもできるので夏にも利用可。お値段が若干高いです。
その他のテントも、作りはしっかりしていますが、カンガルー用に買うとなると、高価な上オーバースペックです。
DODのカンガルーテントも、もともとカンガルー用ですが、メッシュクローズなので冬に利用しても暖気という意味では効果は一切期待できません。
参考になれば幸いです。