パンダTCですが、唯一の不満点がスカートがないこと。
幕下からどんどん隙間風が入り込んでくるので、正直寒い。幕内にストーブをおいても効果は半減。
付属インナーもフルメッシュインナーなので、風は防ぎようがなく、このままだと冬はキツイかもしれません…
じゃあどうすればいいのか。色々調べてみました。
目次
隙間風に対する対処法
ネットで調査したところ、隙間風に対する対策は、大きく3つに分類されそうです。
- スタンダードインナーを買う。
- ポールの長さを短くし、隙間をなくす。
- スカート自作する
スタンダードインナーを買う
オプションで販売されているパンダTC用のスタンダートインナーがあれば、フルクローズが可能なので、隙間風は防止できます。
だだし、お値段14,800円(+税)と高額かつ、シェルター利用したい私にとってはなんの解決にもなりません。(値下げされたのか現在9,990円です。)
もう少し、もう少し安ければ購入したんですけどね…
パンダTCに、通常のパンダ用のスタンダードインナーを使っている人をAmazonのレビューでみました。少し小さいですが値段が安いので検討する余地はありです。
ポールの長さを短くし、隙間をなくす
センターポールをカットして短くすることで、隙間を無くしてしまおうという作戦です。
スチールのセンターポールが別売りしているので、購入して試してみるのはありかもしれません。
ただし、幕本体が地面に接することになるので、湿気等のダメージが幕にダイレクトアタックしそうで怖いです。
ちなみにポールのお値段は3,024円です。
スカートを自作する
スカートをパンダTCにも付けてしまおう!という一番単純な方法です。
簡単かつ安価に用意するなら、ブルーシートでスカートを作成し、クリップまたは磁石で幕本体に取り付けること。
ただし、見た目はダサいです。しかも設営時に毎回取り付けるという面倒臭さもあります。
隙間風を防ぎたい。でも、見た目も設営の楽さも優先したいわがままな私は、思い悩むこと半年、サーカスTCのように純正に見えるスカートを作成し、パンダTCに縫い付けることを決意したのでした。
スカートに最適な生地を探す
まず、スカートに最適な生地がわからないため、サーカスTCについているスカート生地を参考にしてみます。
糸が格子状に織り込りこまれた(リップストップ生地というらしい)ナイロンやポリエステルの防水生地っぽいです。厚みはかなり薄いです。裏面にはシレー加工もされているようですので、まずこれらに当てはまる生地をネットで探します。
調査開始から30分…
「マスダックリップ」
がもっとも条件に当てはまりそうです。
念のため、サンプルを取り寄せて確認して見ましたが、実物を見ても問題なさそうです。
色をパンダTCのバイアスと同じ臙脂色(TM-860 S-20)にするか、サーカスTCと同様、焦げ茶色(TM-860 S-16)にするか…悩んだ末今回は焦げ茶色で行くことにしました。
最終的に必要な材料
いろいろ調べた結果、必要な材料はこちらになります。
- マスダックリップ TM-860 S-16 焦げ茶(1220 mm × 4000 mm)
- 焦げ茶の糸、臙脂色の糸(レザー用糸を利用)
- PPベルト、黒(10 mm × 2000 mm)
- トグルボタン × 4個(最終的に使いませんでしたw)
全部で5,000円行かないくらいです。
トグルボタンは夏にスカートをロールアップできるようにと購入したのですが、つけるの面倒くさくてやめました。クリップで止めます。
製作過程
サイズを計測
実際のパンダTCから計測します。
調べてみるとどうも個体差があるみたいですので、参考にされる方は自分のパンダTCのサイズを確認してから作業してください。
生地を裁断する
購入した「マスダックリップ TM-860 S-16 焦げ茶」をまず四当分にします。
四当分にすると、おおよそ必要な高さ310mmになります。
横の長さも、PDFの計測データ(折り返し含む長さ)に合わせて裁断しましょう。
三つ折り縫いと同時にPPベルトを取り付ける
PDFの計測データでは20mm折り返し用の幅を設けていますので、幅10mmで三つ折り縫いを行います。
こげ茶の糸を使います。
薄い生地なのでゆっくり気をつけて縫いましょう。
その際、角部分とセンターにはペグダウン用に、PPベルトでループを取り付けます。
作成したスカートをパンダTCに取り付ける
最後はパンダTC本体への取り付けです。ここでは、臙脂色の糸を使います。
パンダTCの臙脂色のバイアステープに重ねるように縫っていきます。
パンダTC本体のPPテープ上は、分厚く家庭用ミシンでは縫えません。そこはあきらめましょう。
完成品がこちら
サーカスTCを参考にし、角とセンターにはペグダウンできるようループを取り付け、風が吹いても浮かないようにしています。
遠目に見る分には綺麗にできたんじゃないかなーと思います。
実際に利用した感想ですが、隙間風はかなり防げていたように思います。現地の風が弱かったこともありますが、幕内で風や空気の流れを感じることはありませんでした。
幕内で薪ストーブを焚いていましたが、外は0度なのに中では半袖でも快適です😁😁
まとめ
今回、初めて大物を縫ったのですが、本当に大変でした。
制作時間は8時間くらい。サイズを測って裁断するのが一番めんどくさかったです。
作ってよかった!そう思いますが、ただ、もう2度と作りたくありません😫
5,000円程度と安くできますが、自分で作業される方はそれなりの覚悟が必要です。
新潟の裁縫店様が27,000円でスカート制作代行を行っていらっしゃるみたいですので、お金に余裕がある方は頼んでみてはいかがでしょうか?
正直ちょっと高いかなーと思いますが、写真をみる限り価格に見合ったクオリティですよ!