数あるソロキャンプの楽しみ方の一つに、読書があります。
焚き火の音を聞きながらランタンの明かりで読むと、自宅で読むのとはまた違った読書の時間を楽しめます。
自宅だと誰かに話しかけられたり、他にもすることがあった集中できない。でもキャンプでなら大丈夫。
どうせなら同じアウトドアを題材ににした漫画を読んで、次のキャンプに活かしてみませんか?
私がお勧めする漫画を6冊ご紹介いたします。
ゆるキャン△
主人公は女子高生のリンとなでしこ。冬の山の中で迷子になっていたなでしこが、ソロキャンプ中のリンに助けられるところから話が始まります。
リンに助けれた際に、キャンプの楽しさに魅了されたなでしこは、高校で「野外活動サークル」に参加。偶然同じ広告だったリンとサークルメンバー、先生まで巻き込み、女子だけの冬キャンプが始まります。
感想
料理の紹介よりも、道具やキャンプ場や周辺の観光地などの紹介が多く、読んでいると聖地山梨まで行きたくなります。
現実に女子高生がソロキャンプしているなんてことはないと思いますが、キャンプ好きの作者の視点から描かれる漫画は、キャンプ初心者の方にもキャンプの楽しさが伝わってくる内容です。
山と食欲と私
「山ガール」と呼ばれるのを嫌う自称「単独登山女子」日々野鮎美 27歳。人見知りが原因で、会社の人に登山を誘われても嬉しいのに断ってしまう、そんな単独登山女子は、今日も一人で山頂を目指し、ご飯を食べるのでした。話が進むにつれ登場人物も多くなり、複数人で登山する話も出てきます。決して常に一人というわけではありません。
感想
登山漫画というより、グルメ漫画に近い内容になっていますが、グルメだけでなく、山を中心にいろんなテーマで描かれており、グルメ漫画好きのユーザー以外にも広くお勧めできます。
作者自身が登山が趣味とのことで、その経験が作品の中でこれでもかと紹介されています。基本1話完結型で進んでいき、毎話必ず料理や食品、飲み物、道具などが紹介され、飽きることもありません。この本を読むとメスティンが非常に欲しくなるのもポイントです。
ふたりソロキャンプ
オレは樹乃倉厳。34歳。趣味はキャンプ。独りで野営する生粋のソロキャンパー。車はいらない。電車を乗り継ぎ、最後はバスで山に入る。自然を愛してる、火を木を水を土を。それと同等に孤独な自分の生き方を愛している―――。…な俺が! ひょんなことから草野雫20歳という小娘に出会い、ふたりでソロキャンプをするはめに!
感想
ヒロインの好き嫌いが分かれそう…ですが、キャンプ初心者に読んでほしい漫画。キャンプ初心者のヒロインに対して、主人公の厳さんがキャンプについて教えていくんですが、都度丁寧な解説が入るので、キャンプの入門書にぴったり。
続刊になるにつれ、ヒロインの良さも出てきます。ずっとウザいヒロインというわけではない。
いぶり暮らし
同棲3年目の巡と頼子は、週に一度休みが重なる日曜日に、ご馳走を作って英気を養っていました。そんな中彼氏がテレビで見た燻製ハムに興味を示したため、彼女が燻製を作ってあげたのをきっかけに、毎週のご馳走が燻製に。
燻製は時間がかかるため、二人で燻製の準備をし、のんびり待つ。時が流れがゆっくりに感じられる。そんなグルメ漫画です。
感想
毎号違う食材が燻製されるため、思わず「そういうのもあるのか」とつぶやいてしまいます。私もこの漫画をきっかけにユニフレームのインスタントスモーカーを買ってしまいました。
作品中に紹介される燻製は、作者が必ず実際に燻製を作ってから、紹介するようにしているそうです。注意点などが描かれているのはそのためですね。
読むと必ず燻製してみたくなる。あなたの次のソロキャンプは燻製料理になるかもしれません。
ヤマノススメ
インドア趣味で高所恐怖症な主人公あおいが、幼馴染であるひなたとの再会をきっかけに、幼い頃の思い出を再び見るべく、登山に挑戦するお話。
人見知りのあおいが、登山仲間を通じて少しずつ登山の魅力を感じて行く。富士山のご来光に挑戦したものの、八合目で高山病にかかり登頂を断念。
山に登る意味を見失いかけていたとき、天覧山で幼馴染のひなたと出会い、再び山に登り始めるのでした。
感想
登山を趣味とする作者が、自ら登った山で漫画を描いているため、山の描写だけでなく、道具や食品といった登山用品の紹介も見ていてとても楽しいです。
私も富士山のご来光には一度は挑戦してみたいので、この漫画を読んだ時、思わず頑張れとつぶやいてしまったことはここだけの秘密。実は富士山に登るのは3巻と序盤の話だったりします。
3巻まで「¥0 Kindle unlimited」対応しているため、Kindle unlimited無料体験で読んでみてほしい作品です。
自殺島
政府によって自殺未遂常習者が集められる孤島、通称「自殺島」を舞台に、主人公セイが命の意味に向き合いながら生きていくサバイバル漫画。
集められた未遂者達は、自殺島で飛び降り自殺する瞬間と、自殺に失敗し、死に損ねた人間のおぞましい姿を目の当たりにし、自殺することに躊躇する。
死ねないなら生きるしかない。セイ達のサバイバルが始まるのであった。
感想
作者が実際に何度も南の島に足を運び、海で突き漁をしたり、漁師と共に山に入ったりと、実経験をもとに図解とともに描かれるサバイバル知識は必見です。
物語終盤は、サバイバルというよりも人間の心の醜さ、対立、争いに焦点を当てて描かれている印象。主人公の苦悩と成長が丁寧に描かれています。
創世のタイガ
現代の大学生たちが、マンモスやネアンデルタール人が生きる数万年もの前にタイムスリップしてしまう。
人類がまだ食物連鎖の最下層に属する、水、食料の確保すら難しい古代で、現代の大学生が、どうすれば生き残れるか。
感想
自殺島と同じ作者である森恒二先生が描く、前作「自殺島」に続くサバイバル漫画です。自殺島と違うところは、舞台が現在ではなく古代のため、よりハード内容となっています。
森恒二先生の漫画は、なんていうか緊張感というか高揚感というか本当に作品に引き込むのが上手く、一度読むと一気読みしてしまうこと間違いなしです。
キャンプには電子書籍が最適
本って数冊持っていくと結構な荷物になるため、キャンプで読書をするなら電子書籍が最適です。
電子書籍ならスマートフォンやタブレットで何冊でも持っていけるし、現地で気になった書籍もその場でKindleアプリなどを利用してダウンロードできます。
バックライトが付いているので、暗闇でも快適に読書ができますよ。
私はいつも、kobo glo、Kindle Paperwhite、iPadを使い分けていますが、読書のみを目的とするときは、電子インクで目が疲れにくく、小型で軽い「Kindle Paperwhite」を持っていきます。
Amazon Kindle unlimitedと契約しておけば、120万冊の書籍が読み放題になります。上記で紹介した漫画の一部や、キャンプやアウトドア雑誌も読み放題になります。
月額980円ですが、1ヶ月無料期間があるので、試してみてはいかがですか?
まとめ
ここで紹介した漫画以外にも、アウトドア漫画は沢山あります。またオススメの漫画が見つかれば、こちらに追記していきたいと思います。