春キャンプでは春風が強く、いつも使っている風防じゃ頼りになりません。
大きめの風防が欲しいなぁということで探してたのですが、なかなか条件に合う風防が見つからない…
欲しいものがなかったら自分で作れの精神で、自作してみることにしました。
どんな風防が欲しいか
大きめの風防といったら、テンマクデザインのミニ陣幕が真っ先に思い浮かびました。しかし発売日が2018年9月の上、バイクで運ぶにはサイズも大きすぎる。
- できればサイズはユニフレームのフィールドラックやピコグリルを囲えるくらいの大きさ
- バイクに乗せられるサイズまでコンパクトに収納できる
- ミシンで作れる
の3つです。探してみて気づいたのですが、そもそも布製の風防って陣幕以外売ってないんですよね。需要少ないのかな…
ラフ描いてみた
ラフは汚いものなのです。
テンマクデザインの陣幕を参考にラフを描いてみました。
手持ちのポールが76cmの2分割できるタイプなので、高さはこれに合わせることに。
横はフィールドラックを囲える大きさに余裕を持って80cmとしました。ポールは4本必要です。
なんとかポール2本で作れないかなーと調査を続けていたところ、先駆者さま(Bush-Ecology様)を見つけてしまいました。
これはもうパク…いやオマージュさせてもらうしかない。(す、すみません。)
敬意を持ってこの形を参考にさせていただき、バイクに収納できるようにサイズを調整し作成してみました。
Amazonで風防見てたらまさかのロゴスさんが、丸パクリしてた…人のこと言えないんだけどいいんだろうか…
2021年1月、さらにパクリ商品が増えてた…こんなことなら自分で作らずに買えばよかった。
完成品がこちら
試し張りをした結果。しっかり設計して作ればよかったと後悔しました。
Bush-Ecology様のようにサイドを斜めにすることで、ポール2本で自立するようにしたのですが、当初のラフから単純に斜めにしてしまったせいでバランスが悪くなってしまいました。
さらに、両端の固定をナイロンベルトで延長したせいで、支点の位置がずれてしまってます。
修正可能なミスでしたので問題ありませんが、やっぱり設計図を作って本当にそれで問題ないか、考えてから作成すべきですね。反省です。(ただ今後設計図を作るとは言ってない。)
また、改良点というか増やしたい機能もいくつか見つかりました。
- 多少長いポールでも対応できるよう、ポール上下のナイロンベルトは、調節機能を入れる。
- ランタンポールとして使えるように拡張する。
- 幕の背面にマジックテープを付け、オリジナルのマークやロゴを貼り付けられるようにする。
- 布をパラフィン加工する。
まぁ、めんどくさいから作った風防が破けたら、ですね。
せっかくサーカスTCやパンダTCに合うようにベージュの帆布で製作したので、しばらく使用した上でもう少し改良点がないか探してみます。
軽量・バイク・布ということにこだわらなければ、以下の風防を買った方が手っ取り早いです。金属製なので布よりも熱を反射します。冬の焚き火はこちらの方がきっと暖かいですね。
まとめ
後悔はしましたが、実用可能なレベルのミスでしたので、それなりに満足しています。
しかしも大きいものは、縫うのも、きれいに作るのも大変です。
Bush-Ecology様のサイトでは、マンタ陣幕としてオーダーも受付けておられましたので、人とは違う美しい陣幕をお探しの方は検討されてはいかがでしょうか?
自作のものを始め、ハンドメイド製品は工業製品と違い愛着も湧きやすいですよ。
次はパンダTCのスカートでも作ろうかなと思います。